記事の信頼性
記事を書いている私はこれまで私立高校で10年間様々な生徒に英語を教えてきました。
私の実際の指導実践の中から皆さんの役に立つ内容をお伝えしています。
今回のお悩み
英作文はどう勉強すればいいですか?
ポイント
結論:添削してもらおう
こんにちは。今回は英作文の勉強法について書いていきます。
私自身、ずっと英作文が苦手だったのですが、生徒の指導をしていく中で明らかに自分の英作文能力が上がっていくのがわかりました。
その経験から、英作文のどう勉強すれば力がついていくのかを今日はご紹介します。
まずは基本例文
まずは基本例文を頭の中にいれましょう。
基本的な英文なら問題なく書ける人はこのステップは飛ばしてください。
ただほとんどの高校生はそんな状態にはないと思いますので、例文暗記が勉強のスタートになります。
もちろん丸覚えというのではなく、文法のルールを意識しながら例文を覚えてください。
その例文のストックが英作文をするときの土台になります。
基本的には覚えた例文をもとに、単語を入れ替えながら英文を作っていく、という流れになります。
このことについて詳しく書いた記事がありますので、合わせて読んでみてください。
添削をしてもらえる環境を整えよう
実際に英作文を練習していく中で、絶対に必要なのは「添削」です
自分が書いた英文と模範解答を見比べるだけでは全く力はついてきません。また予備校の講座や高校の補習などで解説を聞くだけ、という人も全く力はつきません。
英語の勉強の中で英作文だけは一人で完結でないので、学校の先生や塾の先生、またはオンラインサービスなど添削をしてもらえる環境を整えましょう。
①学校または塾の先生
まずは学校の先生に頼んでみましょう。効率的にも経済的にもそれが一番いいと思います。
私も3年生を担当していたときは毎週70枚くらいの添削をやっていました。(教員をしている友人に聞いたのですが、あまりそんな無茶なことはしないらしいです。笑)
先生たちも日々の授業や部活動の指導に加えて添削を行うわけですから、実際に英文を持っていくときは次のことに注意しましょう。
注意ポイント①
スペルミスは無いか
スペルミスを全くチェックせずに持ってくる答案ほど困るものはありません。
添削する側としてはスペルミスもチェックの対象なのですが、本来は文法のミスや全体の構成、語彙の選択など本質的な箇所の指摘に時間をかけたいのです。
スペルミスが多すぎるとそちらのチェックの精度が落ちます。
お互いのためにしっかりスペルチェックをしてから添削を頼みましょう。
注意ポイント②
動詞の使い方を考える
文法の力が弱い人でも動詞の使い方はチェックができます。
自動詞、他動詞、能動態、受動態あたりは確認をして持っていくといいでしょう。
注意ポイント②
使った文法、単語に根拠をもつ
これが一番大切なことです。
書いた英文に理由が無いと、全てを一から教えることになります。
しかし、「〇〇の理由でこう書きました」と言われればどこが間違っているのか、かなりの精度で指摘することができます。
文法はなぜそれを使ったのか。単語はなぜそれを使ったのか。
英文を各段階でこれらを意識すればかなり英語に対して敏感になれます。
添削を受けたときの理解の度合いもかなり変わるはずなので、しっかりと準備をしてから添削してもらいましょう。
②オンライン添削サービス
学校や塾の先生に添削を頼むメリットは直接どこが間違っていたのか、何を勉強すればいいのかを教えてもらえることです。
しかし、現在はオンラインでかなり多くの添削サービスがあります。
費用はかかってしまいますが、いつでもどこからでも添削を頼めるというのは大きなメリットです。
教員の私がいうのも何ですが、オンライン添削は利用した方がいいです。
私のように1週間に70枚添削するとなると精度を保つことが難しいです。(頑張れって話ですが……)
やはりそこは専門の業者を使った方が精度の高い添削は行ってくれます。
その添削結果でわからないところがあれば、学校や塾の先生に聞きに行けばいいのです。
このようにそれぞれの利点を組み合わせて勉強するのが最も効果が上がる方法です。
オススメ添削サービス

終わりに
以上です。
本記事では英作文の勉強方法について書きました。
あまり添削をしない人が多いようなのですが、それでは英作文はできるようになりません。
自分にあった方法で良いとは思いますが、何らかの方法で人の目を入れるということをしてください。
我流でやる人ほどうまくいきません。英作文に限った話では無いですが。