夏の猛暑日、せっかくのプールも「暑すぎて入れない」という声が増えています。
外気温が35℃を超える日が続くと、プールの水温も急上昇し、本来なら涼を取る場所が逆に危険な環境になることもあります。
この記事では、プールの水温が高くなる原因やそのリスク、そして高水温でも快適に過ごすための対策まで、知っておくべきポイントをわかりやすく解説します。
プールの水温が高くなる原因とは?
外気温35℃以上が与える影響
真夏日が続くと、プールの水は外気の影響を大きく受けます。
とくに35℃以上の気温では、プールの表面温度も上昇しやすく、短時間でぬるま湯のような状態になります。
浅いプールやビニールプールなどは特に影響を受けやすく、数時間で体温に近い水温になることもあります。
日差しの強さと直射日光の影響
直射日光が直接プールの水面に当たることで、水温の上昇が加速します。
特に風が弱い日は放熱もできず、太陽の熱がそのまま水に蓄積されていきます。
プールに日陰がない場合、この影響はさらに強まり、午前中から水温が危険レベルに達することもあります。
学校のプールはまさにこんな感じです。
循環システムや水の流れの有無
プールの水が循環していないと、特定の場所だけ極端に水温が上がる「熱だまり」ができやすくなります。
また、水の入れ替え頻度が少ないと、水温がこもり続けてしまい、冷却の効果も期待できません。
循環設備の有無は、プールの安全性にも直結します。
循環も悪いです、我が校のプールは。
高水温のプールに入るリスク
熱中症やのぼせの危険性
水温が高い状態で長時間プールに入ると、体温調節がうまくできず、熱中症やのぼせのリスクが高まります。
特に体が温まりきった状態で遊び続けると、気づかないうちに体調を崩す可能性があります。
喉が渇かなくなってとても危険な状態ですよね。
子どもへの影響は特に注意
体温調整が苦手な子どもは、高水温による影響を受けやすくなります。
水の中にいても安心とは限らず、体にこもった熱が抜けずに脱水やめまいを引き起こすことがあります。
年齢に応じた水温管理が求められます。
塩素濃度が薄まることによる衛生面の問題
水温が上がると、塩素の効果が弱まりやすくなります。
消毒効果が落ちると、雑菌の繁殖や水質悪化につながり、目や肌への刺激が強くなる恐れも。
特に人の出入りが多い施設では、定期的な水質管理が欠かせません。
なんと消毒効果も落ちてしまうのですか、いいことなしですね。
入れないほど熱いプールへの対策法5つ
日陰を作る工夫(遮光シートなど)
プールに日よけを設置することで、直射日光を遮り、水温の上昇を抑えることができます。
家庭用の簡易プールでも、パラソルや遮光ネットを使うだけでかなり効果があります。
家庭用のプールはできても、学校のプールだと難しいですよね。
水の循環・入れ替えをこまめに行う
ポンプを使って水を循環させたり、冷たい水を追加したりすることで、水温を一定に保ちやすくなります。
とくに日中に水を動かすことは、熱だまりを防ぐ上でも有効です。
氷や冷水での一時的な温度調整
バケツに氷を入れて投入する、ホースで冷水を流し続けるなど、応急的な手段でも水温を下げる効果があります。
短時間で急冷するわけではありませんが、体感温度は明らかに変わります。
朝や夕方など、時間帯をずらして利用する
日中のピーク時を避けてプールを利用するだけでも、水温の上昇を抑えられます。
特に朝は水温が下がりきっていることが多く、安全に遊びやすい時間帯といえます。
プール用クーラーやミストファンの活用
本格的な対策として、プール用の冷却装置を設置する方法もあります。
ミストファンを併用すれば、周囲の空気温度も下がるため、より快適に過ごせます。
こんなコストは学校つけてくれるのかな。
高水温でも快適にプールを楽しむための工夫
屋根付きのプールを検討する
屋根付きのプールは直射日光を避けられるため、水温の急上昇を防げます。
家庭用の簡易プールにも、屋根付きタイプが販売されているので、手軽に導入可能です。
家庭用プールはいいですが、学校のプールは難しいですよね。
子どもには浅めのビニールプールを併用する
水量が少ない浅型プールは、水温が上がりやすい反面、冷水の追加などで管理がしやすい利点があります。
こまめなチェックがしやすく、小さなお子さんには特におすすめです。
気温や水温の記録をつけて管理する
毎日、外気温や水温を記録しておくことで、どの条件で水温が上がるか傾向を把握できます。
それにより、最適な利用時間帯や対策が立てやすくなります。
編集部まとめ:プールは「暑さ対策」も重要な時代に
単なるレジャーから安全管理の対象へ
以前は「水に入っていれば安心」という感覚がありましたが、近年は水温上昇によるリスクが増しています。
プールの安全性も、日差しや気温と同じように管理対象として考える必要があります。
高水温の日でも安心・安全に楽しむために
ちょっとした工夫と知識があれば、猛暑日でも安全にプールを楽しむことは可能です。
外気温が35℃を超える日は、涼を取るためだけでなく、健康を守るためにも、賢くプールと向き合っていきましょう。
家庭用のプールで遊ぶときのほうが対処はしやすいですが、学校のような屋外のプールは難しそうですね。
我が子のプールは屋外のプールなので心配です。
少しでも気温が落ち着けばいいんですがね…
みなさんのお子さんのプール事情はどうですか?
よければコメントやXで教えて下さいね。
それでは、
ば~い!
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