とある男が恋する女性のためにリングに立つ。
こんなかっこいいことないですよね。
ええそうです、ロッキーです。
ついに私がロッキーを語る日がやってきました。
もう大好きすぎて何十回、真面目に数えたら100回は見たかもしれない映画です。
何も見たいテレビもなく、音楽を聴く気分でもないときでもロッキーを流していた男です。
そんな私が語るロッキー、しばしお付き合いください。
ロッキーは恋愛映画！？
みなさん、ロッキーってアクション映画だと思っていませんか？
確かに汗だく血まみれの男同士の熱き戦いですが、実は恋愛映画なんです。
もともとは好きな女性のために格好をつけたい。
自分は負けっぱなしじゃない、どん底の人間じゃないと思われたいがために戦うんです。
恋愛ソルジャーなんです。
ロッキーはもともとは借金取りで働いていました。
そして合間にボクシングを行っていました。
それもどん底の穴場のような場所でボクシングをしていました。
どうして、こんな晴れ舞台で戦うことになったのでしょうか。
当時のチャンピオン、アポロ・クリードは最強のチャンピオンでした。
あまりにも強すぎたために、相手を探すことにとまどっていたのです。
そこでアポロは思いつきます。
「アメリカンドリームを与えよう」と。
全ボクサーの中かからアポロが1人を指名し、アポロと戦ってもらう。
もしもアポロに勝つことができれば一躍チャンピオンだ。
そんなことを思いついたのです。
もちろんアポロはこの当時自分が追い詰められるとは思いもよりませんでした。
アポロは「イタリアの種馬」という謳い文句が気に入り、ロッキーを指名します。
「イタリアの種馬VS大怪獣アポロ・クリード…いいじゃないか…」
そんなことがあり、アポロはロッキーへ打診しました。
最初はお断りを入れましたが、愛するエイドリアンに格好をつけたい、こんな自分でも戦うことができると知ってほしくて承諾しました。
愛する女性のために恐怖に打ち勝つ！
ロッキーは最初はひとりで戦うつもりでした。
しかし、そんなロッキーの元へトレーナーのミッキーが声をかけます。
「俺の経験、知識を貸してやろう」
しかししかし、ロッキーはそんな言葉にはのりませんでした。
「みんなアポロと戦うということだからよってきてるんだ。
なにもない俺には手を貸してくれなかったのに。
全盛期もクソもなにもないじゃないか！」
と怒り心頭。
それもそのはずです。
ミッキーはロッキーに対して雑な扱いをしてきました。
こんなことを思うのも当たり前です。
ですが、ロッキーはすぐに気持ちを切り替え、ミッキーのもとへむかい、よろしく頼むよの意味を込めて背中をぽんと叩くのでした。
これで愛するエイドリアンに格好をつけるための舞台が整いました。
ミッキーはロッキーのメンタル面から徹底的に鍛え上げました。
恐怖に打ち勝つ必勝のメンタルです。
えいどりああああああああん
ロッキー対アポロは無事に開始されました。
やはりアポロは強かったです。
しかし、ロッキーは格好をつけたい女性がいるから負けるわけにはいきません。
ダウンもしてもすぐに立ち上がる気迫を見せました。
これはミッキーのためでしょうか、自分のためでしょうか、いいえ、エイドリアンのためです。
エイドリアンに格好をつけたい、俺はごろつきなんかじゃない。
ロッキーは必死に戦いました。
アポロもまさかここまで苦戦するとは思わず、何度もくらいつくロッキーに嫌気がさしていました。
そして最終ラウンド。
ロッキーとアポロはぐちゃぐちゃになりながらもお互い殴りあいました。
そして試合終了のゴング。
「リベンジマッチはなしだぞ…」
お互い死力を尽くした結果でした。
そしてインタビュアーがロッキーに群がります。
「勝てた試合だったんじゃないでしょうか」
「リベンジマッチはいつやるんですか？」
矢継ぎ早に言葉が飛んできます。
しかしここでかの名台詞
エイドリアン…
エイドリアアアン！
エイドリアンンン！！
エイドリアンを呼ぶ声。
それに答えるエイドリアン。
ロッキー
ロッキー！！
エイドリアン！
ロッキー！
アイラブユー
ついに報われたロッキー
自分はごろつきではない。
エイドリアンにも認められたロッキー。
アイラブユー
この言葉にどれだけの気持ちがつまっているのでしょうか。
もうここらへんは私は涙がぐしゃぐしゃでいつもみてられません。
むしろオープニングからこのシーンを思い出して涙します。
さらにいえばこれを書いている今も泣いています。
もうなんでもいい
見てくれ。
ロッキー
最高だから。
裏話とかいろいろあるけど、
とにかく最高だから。
アクション映画なんかじゃない、恋愛映画なんだってわかるから。
見てくれ。
頼んだぜ。
アイラブユー
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